寒くなると、ぜんざいが食べたくなる。
他にも粕汁、とん汁、鍋、鍋焼きうどんなど。
今回は「関西のぜんざいの餅」について色々紹介します。
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●ぜんざいとお汁粉の違い
大まかに言えば、ぜんざいはつぶ餡仕立て、お汁粉はこし餡仕立てのものを指す。(一部東日本では、ぜんざいを汁粉と呼ぶ例外もある)
●「ぜんざい」の由来
ぜんざいは、漢字で書くと「善哉(よきかな)」。
あの一九さんが最初に食べ、美味い!と絶賛し、「善哉」と叫んだことからきているとされている。善哉とは、仏が弟子を誉める時に使う語句である。
●関西のぜんざいの餅
ぜんざいには餅や白玉が入ってたりする。関西は丸餅、関東は四角い餅が入る。(雑煮と同じく)
その昔、藤原道長が読んだ句に「望月の 欠けたることもなしと思えば」とある。満月(望月)は、丸い餅を表し、正月の餅も丸く円満に通じると言う意味合いから、昔から餅は全国共通で丸かったとされる。時代は流れ、人々の暮らしは何かと忙しくなり、1つ1つ丸めていられなくなり、切りっぱなしの餅「切り餅」が誕生。丸餅はめでたい時、つまり正月の鏡餅だけに用いられている。
また、「サトウの切り餅」は関西では「サトウの丸餅」も販売されているらしい。
なんとなく、月のうさぎと、餅の関連性がここにある気がしますね。
関西人はせっかちなイメージがありますが、食べ物に関しては丁寧なようです。現代の食品会社にも、これに見習って丁寧に食品を扱って欲しいものです。
色々調べてたら、Web上で「ぜんざいVSお汁粉」の論争を発見しました。地域によってぜんざいを「田舎しるこ」(全く汁気のないつぶ餡仕立て)と呼んだりもするそうです。
餅のカロリーはご飯1杯分。年末の食べ過ぎには注意しましょうね^^
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